eriko’s blog

日々徒然

為さぬ仲

意外とこの言葉を知らない人もいる。

 

私は週に一度のペースで実家に帰る。

実家で待っているのは、

亡き父の仏壇と、継母。

 

今、この血のつながりのない母と過ごす時間が、

私のこの上ない幸福の時間なのです。

 

10歳の頃、いつのまにか私の母になってくれた女性は、とても厳しくて、

母親って普通こんな感じなの?

それとも血の繋がりがなくて、私のことを可愛がってくれないの?

 

そんなことに思い悩んでいたはずなんだけど、

正直、まったく思いだせないくらいだ。

 

20年前の今頃は平和だった。

7月末頃に、父の病が発覚、即入院。

あれよあれよという間に容体が悪化し

8/18に亡くなった。

 

人生で1番の辛い日々

 

それを共にした母とは

絆が一層深まった

 

2人の間をとりもってくれた父がいなくなって

もう生きている意味がないと絶望した日々だったが、母が気丈に振舞ってくれたおかげで、

私は今日も無事に生きていられると思う

 

ただただ感謝

 

母が80歳を迎えるころ、もっと自由な時間を得て母と過ごす時間を増やしたいと、会社を辞めた。

 

コロナもあったけど、

それでも母と過ごす時間を増やせて、

会社辞めてよかったなあ。

 

母が用意してくれた氷の入った麦茶を飲み、

NHK のニュースをみながら、

窓から入ってくる風を感じながら、

他愛もない話をする

 

あと何回こんな幸福な時間が過ごせるかなという

儚い気持ちもちょっと加わって

幸せ感、ありがたみを感じました

 

メメントモリ

大切な人との時間を優先しよう